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介護服福祉士の8万円の賃上げ案の本格的な議論が今秋から本格化

介護職賃上げ

以前、このサイトでも閣議決定していた「介護福祉士の賃上げ8万円」。この秋から本格的な議論が開始されるようです。

「勤続年数が10年以上の介護福祉士を対象に平均で月8万円の相当の賃上げを行う」と昨年末に閣議決定されていますが、今年中にその骨格を決めるべくこの秋議論が始まります。

平均勤続年数が7.2年と他産業と比較すると勤続年数がかなり低く、「続かない」職種となっている介護職の状況ですが処遇改善を行い魅力ある仕事に転化し人手不足解消に繋げたい政府の対策ですが、課題も多いようです。

財源規模が100億円となっており、対象者の範囲が広ければ賃上げ8万円という金額設定が難しくなり減額せざるおえないとの見方も出てきています。

昨年から取り組まれている処遇改善により前年よりは月々の給与より1万3660円増えてはいますが、人手不足解消するまでには至っていません。

介護仕事を一旦離職すると他職種への転職をする方が多く、一人一人にかかる負担を減らし離職者を減らして行かないと団塊の世代が介護が必要となるいわゆる「2025年問題」を乗り切れません。

新規雇用もなかななり手がいない状況ですので、賃金以外にも働きやすい環境と魅力ある職種への転化が急がれるところです。

 

マイナビ看護師